白い便がでるのは病気?子どもと大人それぞれの原因を徹底解説!

いつもの茶色い便じゃない・・白い便がでてしまうのって、体に異常があるから?

 

 

特に心当たりがないけれど、突然うんちが白っぽくなるとビックリしてしまうかもしれません。

 

 

1回の便だけだと「たまたま」かもしれませんが、それが続くとなると"何らかのサイン"を体が出している可能性があるのです。

 

 

白い便は、子どもも大人も出る可能性があります。だからこそ、油断ができないものなのです。

 

 

白い便ができる原因と、どう対処すべきかについてお話ししていきたいと思います。

 

 

 

 

 

1.大人に白い便がでる原因

 

まずは、大人の便が白くなる原因から、見ていきましょう。

 

 

●肝臓が悪い

●癌やポリープ

●脂肪便

●ウイルスによる胃腸炎

 

のいずれかの可能性があります。

 

肝臓が悪い

 

肝臓の働きに何らかの問題があると、便の色をつくる「胆汁(たんじゅう)」を作る力が落ちてしまいます。

 

 

〜便の色は、胆汁が作っている〜

 

人間のうんちは、食べ物のカスや腸内細菌からできていますが、はじめから「黄土色」になっているわけではありません。

 

食べたもの、飲み物に関係なく、健康な人のうんちの色は「黄土色」で、うんちの色を作る胆汁(胆汁色素)によって作り出されます。

 

胆汁は、肝臓で作られる液体で、食べ物の「脂肪分」の消化吸収をサポートする働きがあります。

 

 

ちなみに、直接「脂肪分」を分解することはありません。あくまでサポート役なのです。

 

 

肝臓の働きに問題がある可能性があります。白い便が2、3日続くようなすぐに病院で見てもらいましょう。

 

 

癌やポリープ

 

うんちの色を作るのは「胆汁(たんじゅう)」なのですが、「胆汁がスムーズに流れにくくなっている」可能性もあります。

 

 

胆汁の流れを妨げる原因として「結石」や「癌、ポリープ」ができている可能性もゼロではありません。

 

 

かかる可能性があるのは、胆管癌と呼ばれるものです。

 

 

癌などの存在によって、胆汁が流れるのが邪魔されて、便に色が付着していない状態です。

 

 

脂肪便

 

うんちは「食べ物の残りカス」ですが、炭水化物・タンパク質・脂肪などの栄養素のうち「脂肪分」が消化されていないと、白っぽくなります。

 

 

フライパンに残った油が固まると白っぽくなりますよね?それと同じ現象が起こっているのです。

 

 

食べ物が口に送り込まれると、だ液や胃液、膵液といった消化器官から、「消化酵素」と呼ばれる消化液が分泌されます。

 

 

栄養素ごとにでる消化液は異なるので、脂肪を分解する『リパーゼ』と呼ばれる酵素が出ていない可能性があるのです。

 

 

リパーゼを出すのは膵臓(すいぞう)なので、膵臓の機能が弱まっている可能性があります。

 

 

便の特徴としては、見た目がギトギト・ベタベタしているような状態だったり、「うんち」そのものが便器にたまった水に浮くようになります。

 

 

脂肪便の場合は、見た目で判断しやすいです。

 

 

ウイルスによる胃腸炎

 

お子さんがいる家庭では、子どもの胃腸炎のウイルスに二次感染することで、白い便が出てくることがあります。

 

 

便だけでなく、嘔吐や下痢などの症状がでますので、わかりやすいと思います。

 

 

病気ではなくウイルスによる胃腸炎ですので、安静にすることで症状は回復してくるはずです。症状がきつければ内科を受診しましょう。

 

 

 

2.子供に白い便(うんち)がでる原因

 

「我が子のうんちが白い。病気にかかていないか、とっても心配・・」

 

 

お子さんの便が白い場合、可能性は3つあります。

 

●ロタウイルスによるもの

 

●乳製品のとりすぎ

 

●全身の臓器に異常がある

 

それぞれについて、順番に見ていきましょう。

 

 

ロタウイルスによるもの

 

まだ生まれて間もない、生後6か月〜2歳の乳幼児にかかりやすいのが、感染性胃腸炎です。

 

 

幼稚園にあがるまでに、ほとんどの子どもが感染すると言われる病気なのです。

 

 

ロタウイルスと呼ばれる菌により、「お米のとぎ汁」のような色のうすい、水っぽい便がでるのが特徴です。

 

 

便だけでなく、嘔吐や下痢、高熱などの症状が出ます。ちなみに再度感染するリスクもありますが、一度目ほど症状は悪化しません。

 

 

ちなみに同じくウイルス性胃腸炎であるノロウイルスの場合は、便は白くなりません。

 

 

対処方法としては、水分補給をしっかり行うことが大事です。症状がひどいときには病院で点滴をしてもらうなどの治療が必要です。

 

 

乳製品のとりすぎ

 

大人でいうところの「脂肪便」のような便になるのが、乳製品のとりすぎです。

 

 

脂肪というと脂っこいものをイメージされる方も多いかもしれませんが、乳製品やヨーグルトなどにも脂肪分はあります。

 

 

牛乳だけで便が白くなることはありませんが、乳製品全般を小さい子どもに与えすぎると、白っぽい便がでることがあります。

 

 

まずは乳製品をおさえて、便が変わるかどうかをチェックしてみて下さい。2〜3日、症状が治まらなければ乳製品が原因ではありません。

 

 

全身の臓器に異常がある

 

 

大人と同じく、肝臓や膵臓などの「全身の臓器」になんらかの異常がある可能性があります。

 

 

胃腸炎や乳製品が原因でない場合は、早急にかかりつけの医師に診てもらうようにしましょう。

 

 

 

参考:子どもの便の色と、考えられる症状

 

 

●緑色の便・・胆汁が酸化したことが原因なので、異常ではありません。

 

●赤い便・・赤い便・・腸炎などの可能性があるので早めにお医者さんへ。

 

●黒い便・・胃や十二指腸などの出血の可能性があります。同じく小児科へ急いで行きましょう。

 

 

3.病院では、どんな検査をする?

 

まず大人が行くべきは、胃腸科か消化器科

 

白い便が続いて、何からの臓器不良が疑われる場合は、胃腸科か消化器科にいき詳しい検査をしてもらいましょう。

 

 

総合病院に行く方が、原因の特定とその後の処置の連携がスムーズなので、おすすめです。

 

 

病院では3段階に分かれて行う

 

まず初めに行うのは「血液検査」です。採血をして検査することで、肝臓や全身の臓器の数値を見てみて「臓器の異常」がないかを判断します。

 

 

続いて、腹部の超音波検査です。、5つの臓器(肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓)を中心に、異常がないかをエコーを使って調べていきます。

 

 

胆石、ポリープ、腫瘍など、胆汁の通り道をふさいでいるものがないかどうかを、ここでチェックします。

 

 

ここまでの検査で、何らかの疑いがもたれる場合は、後日「大腸内視鏡検査」を行う場合があります。いわゆる大腸カメラです。

 

 

たかが白い便と甘く見るのではなく、早めに医療機関を受診することがとても大事です。自己判断で様子見は危険です。